営業を「結果重視」から「プロセス管理」へ変え、再現性ある成長路線へ
1.すでに顕在化していた会社の「見えない不安」
同社は過去より高い成長を続けてきた企業でした。市場も強く、商品力もあり、営業も優秀。表面上は何の問題もありませんでした。
しかし経営には一つの違和感がありました。
「なぜ伸びたのかが説明できない」
「この成長はいつまで再現できるのか」
売上は伸びているが、成長の構造が見えない。トップ営業に依存し、成功パターンは共有されず、失敗は個人の中で消えていく。SFA/CRMは存在していましたが、記録ツールに留まり、経営の意思決定にはつながっていませんでした。
経営者が求めていたのは、売上の拡大ではなく、成長の構造的理由と項目別の再現可能性の可視化でした。
2.DXTokyoが定義した「営業DX」の本質
DXTokyoはこのプロジェクトを単なる営業改革とは捉えませんでした。
テーマは「営業を経営に接続する」こと。
まず、営業活動を分解し、トップ営業の行動・判断・案件推進の流れを構造化。何が勝因なのか、どこで失注するのかを組織知へ転換しました。
次に、営業活動と経営KPIの関係を整理。売上は結果に過ぎず、その裏には行動・案件・確度・タイミングという因果構造が存在します。これを見える化し、営業会議を「過去報告」から「未来設計」へと変えていきました。
SFA/CRMも全面再設計。入力のためのツールではなく、使うことで営業が強くなる仕組みへ。現場運用まで含めて設計し、営業が自然にデータを使う状態を作りました。
営業は個人の技術から、組織の仕組みへと変わり始めました。
3.変化は静かに、しかし確実に起きた
最初に変わったのは会議でした。
数字の報告ではなく、「次にどう動くか」を議論する場へ。
次に変わったのは営業行動でした。
トップ営業のやり方が組織に共有され、失注も学習に変わりました。
そして最後に変わったのが経営でした。
売上ではなく、「成長の構造」を見て意思決定できるようになりました。
「営業はセンスではなく技術である」「技術は訓練すればだれでも身に着けることができる」DXTokyoは、そのように考え、成功を再現できる仕組みを構築します。
4.結果として生まれたもの
- 成長の要因が構造的に把握可能に
- 営業成果の再現性が向上
- 売上予測精度が改善
- 営業会議が未来志向へ転換
- 個人依存から組織営業へ移行
- データに基づく経営判断が可能に
同社は「成長している会社」から、「成長を作れる会社」へと変化しました。
5.このプロジェクトの本当の成果
110%成長の基盤が整ったことは一つの成果に過ぎません。本質的な変化は、営業が経営とつながり、データが意思決定を支える構造が生まれたことです。
現在、同社は営業データを起点に、需給予測・戦略設計・AI活用へと発展を進めています。
DXTokyoは、単なる営業改革ではなく、持続成長できる経営基盤の構築を支援しました。
プロジェクト概要
期間
約1年間
投資額
月額約100万円